ファイバーチャネルスイッチのコンソール接続について、需要はないかもしれませんが苦労したので記載していきます。
Brocade G720 Switch
以下、筐体の写真ですがBrocadeから販売されているFCスイッチです。
様々な会社からOEM製品化されて販売されいるので、装置としては結構メジャーな製品ぽいですね。
この装置、仕事上触れる機会があったのですがスイッチのスペース上の問題なのか、RJ45でのシリアル接続（コンソール接続）ができません。
画面左側、上から順に以下のようになっています。
・IPアドレス接続可能な管理ポート
・USB（バックアップやファームウェアアップデート用）
・Mini-USB接続、管理コンソールポート
※以下、マニュアルより転記
管理アクセス：10/100/1000 Ethernet(RJ-45)、in-band over Fibre Channel、シリアルポート(mini-USB)、USB ポート
で、ここからがやっかいなのですが管理ポート（10/100/1000 Ethernet）には初期IPアドレスが設定されていません。シリアル番号等が記載されている装置添付のタグにも、項目はあるけどIPアドレスは空っぽ。
マニュアルをひたすら読んだのですが、「mini-USBにコンソール接続し、ログインしてIPアドレスを設定してください」が初期設定を行う際の基本操作として記載されていました。
mini-USBのコンソール接続って言われてもそんなの持ってないよ・・と途方に暮れつつも探しまくったのですが、結果として以下のような結果となりました。（めっちゃ時間かかった）
・DHCPサーバ（OpenDHCP）を使ってLAN接続 ＝ 接続不可（原因調査中）
・データ通信可能なUSB（Type-A）→Mini-USBケーブルを用いて接続 ＝ 接続不可
・コンソール接続用ケーブル（USB（TypeA）→RJ45）→RJ45からMini-USB変換ケーブル ＝ 接続可能
なんでか分かりませんが、DHCPが有効と記載されていたので試しましたが全然IPアドレス取得しにきている気配がなく、結局Mini-USBで接続する羽目に。（ケーブル探しにめちゃめちゃ時間がかかった・・・というか変換コネクタが売ってない・・・）
けっこうお高い装置なので、添付品としてMini-USB用の通信ケーブル付けるか、初期IPアドレス設定しておいてもらえませんかね・・・といったご要望でした。（入ってたらごめんなさい）
最近、購入時に管理ポートがDHCP設定になっている機器多いんですが自動化が流行った影響でしょうか。初期の環境構築だと、そもそも客先にDHCPサーバなんて無かったり、装置管理する上で固定IPアドレスを払い出す前提だったりするので要注意ですね。
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